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五味屋敷

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城名:五味屋敷
別名:五味陣屋
城主:五味金右衛門豊直
住所:埼玉県入間市小谷田
遺構:?

存在の情報は「関東地方の中世城館(2)埼玉・千葉」から。住所は飯能市小谷田、現況は畑、立地は丘陵裾、江戸初期の屋敷としています。

「埼玉の館城跡」では、江戸時代初期、五味金右衛門豊直の陣屋跡としています。金右衛門豊直の父政義は武田氏没落後、徳川氏に仕え、豊直の代に高麗郡で650石を賜ったそうです。
関連事項として東光寺の梵鐘と墓。
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東光寺本堂前に案内板と梵鐘があります。
「梵鐘
市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日 昭和42年5月6日
延宝2年(1674)小谷田村の領主であった旗本五味豊旨の家臣43名が前主君備前守豊直公の遺徳をしのんで、武蔵の名刹東光寺に献納した梵鐘で、(略)
鐘の内側に家臣の氏名が刻まれている。
昭和48年10月
入間市教育委員会
入間市文化財保護審議委員会」
と記されています。

実際のところ、東光寺は推定地の一つということであり、東光寺そのものが江戸時代中期に現在地に移転しています。
境内の「東光寺の多羅葉」の案内板にも移転したことが記されています。
「(略)東光寺は元禄15年(1702年)に現在地に移転再建されたと伝えられ、この木はこのときに植えられたといわれる。(以下略)」
多羅葉(タラヨウ)の大木の樹齢が300年ということは辻褄が合うかも。

具体的な陣屋の所在地は、第1候補地が東光寺周辺。
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第2候補地が現況一部畑になっている東金子小学校周辺。
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なお、「関東地方の中世城館(2)埼玉・千葉」の住所では東金子中学校南側になってしまい、この記述が混乱を招く遠因でした。第3候補地が丘陵裾の東金子中学校南側周辺。

東光寺周辺が歴史的にも最有力推定候補地ということで・・・
by ckk12850 | 2009-11-19 06:25 | 入間市【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助