愛宕山(飯能市)
2011年 04月 01日
城名:愛宕山
別名:長念寺裏山
城主:?
住所:埼玉県飯能市白子
遺構:愛宕神社
西武池袋線の武蔵横手駅から西を眺めると、素晴らしい要害のような独立峰が見えます。いつの日か登ってみたいと思いながらも登山口が不明で放置していました。
国土地理院の2万5千分の1の地図を確認すると、麓から登山道がある様子。
山の南西側から攻めるといいかも。
偶然にも立ち寄った標高140mの長念寺境内に登山道の案内表示板がありました。
昭文社「山と高原地図 奥武蔵・秩父(2010年版)」にルート掲載されているのを知ったのは訪問後。
のどかな耕作地脇の畦道を歩きます。踏み跡が少ないのですが、目標物は送電線の鉄塔。鉄塔下に地蔵様。
ここにも案内表示板があります。
電気柵をまたぎます(汗)
ここから一気に東の尾根に突入。登山道の手入れは100%。家族で訪問すれば良かった!
なだらかな一本道から、山頂近くになると急坂に。道も葛折りに変化します。
長念寺から12分で標高250mの山頂へ。山頂付近の木々が若干伐採されているので、眼下の国道299号線や、飯能市街が見えました。
山頂には愛宕神社があり、案内表示板もあります。
案内表示板によれば、水晶山、深沢山へ続くようですが、地図上でどの山のことなのか不明なので引き返しました。尾根道は北へ続いていましたが、これは今後の楽しみに。
さて、愛宕山が城かどうかという点ですが、特に遺構らしきものは見当たらず・・・
しかし、麓から見る山の威圧感、そして長念寺の歴史等を考えると、寺院の詰めの城(避難所)としての機能があったのではないかと思えてきます。
長念寺には平成22年4月に設置された寺歴の案内板が設置されています。
正安3年(1301年)頃の創建と考えられ、鎌倉、室町政権下で庇護された禅宗寺院であったことが記されています。
天文3年(1534年)に八王子滝山城主、大石定久により再興され、大石定久判物、北条氏照朱印状、徳川家康寺領寄進状等により寺領が安堵されたそうです。
慶長3年(1598年)には、能仁寺四世、格外禅師によって再中興された歴史があります。
地図はこちら
by ckk12850
| 2011-04-01 07:20
| 飯能市【城跡】