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仙元山(西尾根道)【ときがわ町五明】

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標高269.8mの仙元山は、ときがわ町五明と小川町下里の境界にある。
この山の尾根道上の西側のピークが、標高267.4m。小倉城自然地形の外郭線の最西端付近と思われる。

一番早い登山口は、小倉城から小倉峠を経て、尾根道を歩く。
小倉城から約1kmの距離になるが、徒歩30分程度である。
登山口(小倉峠)地図はこちら

山頂に至る途中、ピーク(飯森山)を通過する。山頂に至るまで、城跡を思わせる鍵の手状の道や、石積みがあったと思われる遺構が見受けられる。
また、木戸があったことを想像させる道もある。
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単純に城跡の遺構とするには無理があるかもしれないが、小倉城と青山城を連絡する重要な連絡道だったことは事実だ。

仙元山の山頂手前には巻き道もあるため、尾根道とはいえ注意が必要。
実際、何度か巻き道を歩いてしまったため、南側に向かって歩き、玉川温泉に下山していたことがある。このことは、スマホのナビで気が付き、北に尾根道が見えたので判断できた。本来なら下里の集落が木々の間からわずかに見える程度である。

山頂には仙元大日神の石碑があり、小川町下里の方々に伺うと、今でも信仰の山であり、ここに登るルートは何本もあるとのことだった。ときがわ町五明の方々に伺うと、特に名前も知らない山であるという答えが多い。
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ここから、小倉城が見える。特に、東側の斜面には平場があり、気になるところでもある。
山頂地図はこちら

山頂から西へ向かう尾根道がある。正確に西へ進路を定める。
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徒歩3分程度で、昭和62年、玉川村(現ときがわ町)が設置した公共基準点が尾根道左側にある。恐らく、標高267.4mの基準点であろう。
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遺構らしきものは見当たらない。
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これ以上西に向かえば標高287.9mの物見山になる。物見山は小倉城視線地形の外郭線から外れるが、埼玉の文化財マップでは、物見山砦として定義している。
恐らく、この地点から小倉城は見えない。便宜上、地図上の等高線で外郭線を囲んでしまった可能性がある。現実的には、仙元山山頂までが外郭線と考えるべきだろう。
地図はこちら
by ckk12850 | 2014-01-01 07:00 | 比企郡ときがわ町【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助