鴨田八幡神社
2014年 10月 01日
名称:鴨田八幡神社
住所:埼玉県川越市鴨田1072番地
長禄元年(1457)、川越城築城の2年目に、太田道灌が勧請した神社として注目するべきでしょう。
新編武蔵風土記稿の鴨田村の項には次のように記されています。(意訳)
「八幡社
村内の鎮守、一乗院持、御神体は弓を持つ乗馬の像である。伝わるところによると、当社は昔、太田備中守持資が河越城在城のとき、城中鬼門鎮護のためにここに勧請した。そのときの棟札があり、長禄2年(1458)願主太田道灌導師、別当一乗院六世定海と記載されていて、この棟札は墨色も真新しく見えるので、後の人が符合させたものと思われる。
また、慶長14年と記された棟札があるが、年号のみわずかに見え、本文が読めない。勧請の年代の正確さが得られない。
本社、幣殿、拝殿、神楽殿等が備わる。」
川越の鬼門鎮護と謳いつつ、東にある神社。北東ではないのです。そういえば、川越氷川神社も鬼門と謳いつつ、北北西にあるなあ・・・
伊佐沼の東側にある八幡神社ですが、古くからこの地にあったことが想像できます。
新記に伊佐沼の挿絵がありますが、鴨田八幡社も記されています。
社殿の南側は古川第201号笹原排水路が流れますが、まるで掘のようです。
というか、堀に見えてしまうのですが・・・
伊佐沼の排水路なのでしょうか、思ったよりきれいな流れでした。
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by ckk12850
| 2014-10-01 07:00
| 埼玉県神社仏閣【歴史観光】