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児玉雲太夫館

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城名:児玉雲太夫館
別名:―
城主:児玉雲太夫
住所:埼玉県入間郡越生町堂山287番地・最勝寺(福禄寿)
遺構:不明

ここが館跡とするには根拠が少ないような感じがします。児玉雲太夫が創建した寺であっても、館ではないと思うのです。
埼玉県教育委員会「埼玉の館城跡」で紹介されているのでお付き合いします・・・

越生市街の北、県道飯能寄居線(30号線)を越生梅林方面に入ります。県道越生長沢線(61号線)です。
越生梅林の入口を右方向に折れ、越辺川を左手に見ながら600mのところです。

むしろ越生七福神めぐり、福禄寿の寺として訪問すれば期待はずれではないでしょう。また、案内も充実していますので、道に迷うこともないでしょう。

境内は、館跡というより「七福神の寺」という印象が強いです。
案内板もあります。
「青龍山 最勝寺
所在地 越生町大字堂山
青龍山最勝寺は、元は西照寺とも呼ばれ、建久4年(1193)に源頼朝の命により、児玉雲太夫が創建したと言われている。
ここは慈光寺への参詣路上にあり、後年、慈光寺道と子の権現参詣路の分岐点となった。
山門横にある六地蔵は、もと山門前の三差路にあったものである。
明治41年には本堂を火災で焼失し、上谷の常願寺を移築している。本堂左手の大御堂には釈迦如来、阿弥陀仏、四天王像が安置され、町指定文化財の「笈」も納められている。
毎年12月の冬至には、翌年の吉凶を占う星祭りが催される。
昭和58年3月 埼玉県」
とあります。

最勝寺縁起の案内板も設置されていますが、建久3年(1193年)に源頼朝公が則使大名であった家来の児玉雲太夫に命じて創建し、領地を与えて祈願所とした。
という記載なので、仮に屋敷があったとしても、在地武士の館的性格ではないと考えるべきではないでしょうか。

境内にある案内板、医聖 田代三喜生地も参考にどうぞ。
by ckk12850 | 2006-08-30 17:36 | 入間郡越生町【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助