青山城

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城名:青山城
別名:割谷城・下里城
城主:青木氏(青木氏久・青木氏郷・青木右京亮)
住所:埼玉県比企郡小川町青山2292番地・比企郡小川町下里2787番地
遺構:土塁・空堀

「埼玉の館城跡」では次のような紹介があります。
青木家譜によれば藤原成之の後裔氏宗が天慶の乱後ここに居住し、青木と改姓し、鎌倉幕府、鎌倉府、関東管領に従ってしばしば戦功をたてたとあるが確かなことは分からない・・・
とされています。

では県道飯能寄居線(30号線)の飯能・日高・毛呂山・越生方面から案内します。
ときがわ町と小川町の境界案内板が決断の時。境界案内板から1km地点を右折します。
右折後、「青山第2踏切」を渡り、突き当りを左折。
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左折後、「→仙元山登山口」の案内が見えてきます。
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地図はこちら

地元の方に伺ったところ、米の管理が考えられる「俵屋」、駕籠の管理が考えられる「駕籠屋」の屋号の方がいるそうです。明らかに青山城と関連があります。
付近の方は、戦前まで刀や槍を所持していたそうです。
また、登山口について、西から直登する6尺道がありましたが、今は登ることが困難だそうです。

では、「仙元山登山口」から登山開始。
大手木橋を通過、その後、両側に岩がある場所を歩きます。ひょっとして昔は木戸があったのではないでしょうか。
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6分で「←仙元山山頂」の案内が。直進できますが、案内に従ってください。私は近道だと思って直進し、道が消えてしまって引き返しました(笑)
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4分で「←山頂・→林道割谷線」の案内が。ここを右折です。歩きながら右側に見える山が青山城です。もう一息。
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3分で「→町指定史跡 青山(割谷城跡)」の案内が。
残り3分ガンバレ!堀切、三の郭、堀切を通過して本郭です。お疲れ様でした!
6+4+3+3=計16分の山登りです。
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意識して早めに歩いたので、実際は写真を撮ったり、休憩したり、数分の余裕を持つのが良いでしょう。

各郭には案内があり、堀切に案内がありますので分かりやすいでしょう。
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本郭には案内板も設置されています。
町指定史跡 青山(割谷)城跡
小川町大字青山立巌2292-2外
平成4年3月25日指定
青山(割谷)城跡は、青山と下里の大字境に位置し、青山側では青山城、下里側では割谷城と呼ばれています。
城跡は尾根を巧みに利用し、標高265メートルの山頂部に築かれた本郭を中心に、南西に二の郭、南東に三の郭をコの字状に配し、それぞれの郭は深い堀切で画されています。また、本郭の南東側および二の郭の東側には帯郭がよく残されています。
本城が築かれて年代については不明な部分が多いのですが、関八州古戦録には永禄6年(1536年)松山城へは上田安楽斎、同上野介朝広を環住なさしめ青山、腰越の両砦と共に堅固に相守らせとあり、戦国時代、松山城の支城であったことがわかります。
東2.6キロメートルには小倉城(現玉川村)があり、北6.0キロメートルには高見城、西3.4キロメートルには腰越城を臨むことができます。また裾を流れる槻川に沿った鎌倉街道を見下ろす地理的な要所に位置した城跡です。
平成4年3月1日
小川町教育委員会


予想外に大きな本郭です。山城の本郭なので規模は期待していませんでしたが、驚きました。各郭を仕切る堀切の大きさにも驚きました。また、土塁が見事に残っています。岩盤や石を利用した土塁ならぬ石塁?
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石張りの土塁ならぬ石塁?
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も確認できます。これは珍しい。

このまま案内板に記されている縄張図に従って、二の郭、帯郭も見ておくと良いでしょう。二の郭から下を見ると手すり用のロープが張られていました。要害の証でもあります。
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全体的な印象として、腰越方面、小倉方面、両方に睨みが効く絶好の城だと思います。大手も青山口と割谷口、状況によって分けていたかもしれません。
山城における堀切とは何ぞや、竪堀とは何ぞや、という方に最適な教材となることでしょう。
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小川町の下里地区からの登山道も整備されているようです。こちらから登って来た方に遭遇しました。

後日、下里地区から訪問。槻川に架かる割谷橋を渡って直進すれば良いのですが、平成19年4月現在、法面崩落の危険があるため車両も歩行者も通行止めとなっていました。
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この通行止めのバリケードから約2分歩けば「仙元山遊歩道」の道標があり、下里口から登城が可能です。約15分で三の郭に出られます。青山城への最短ルートです。
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地図はこちら

登山道は大変整備されています。夏場でも大丈夫かと思います。途中、城跡らしき遺構は・・・90度に折れ曲がる登山道があります。
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その他、三の郭手前のやせ尾根でしょうか。

参考までに林道割谷線の終点の尾根上まで登り、尾根伝いに歩くと二の郭に出られます。
どちらが正しい城へのルートか判断が難しいです。
青山城二の郭に出るコースは、尾根道を歩きますが、日本城郭体系第5巻の物見山物見山を経由して小倉城四の郭に出られます。
青山城三の郭に出るコースは、今回の下里口から登ったと思われます。
青山城は、状況を判断して臨機応変の対応を可能とした名城だったのでしょう。

青山口、下里口、どちらからも登山道は整備されていて歩きやすい道でした。三の郭手前にある注意書きに「バイク・自転車乗入れ禁止」とありました。最低限のマナーは守ってほしいですね。
歩きやすいとは言いながら、私は2回転びそうになりましたが(汗)
地図はこちら
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by ckk12850 | 2007-05-18 07:00 | 比企郡小川町【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助