橋倉城(橋倉館)

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城名:橋倉城
別名:橋倉館
城主:森田行家(大野弾正)?
住所:埼玉県比企郡ときがわ町大野
遺構:平場・川堀・長者ヶ池・橋倉山

この城は「埼玉の館城跡」に掲載されています。
山腹に15000坪の面積、戦国時代の館とされています。
城主は森田行家とされています。
森田氏は井上氏から出て、松山城主上田氏に属し、天正18年(1590)松山落城のとき、二君に仕えることを恥とし、ここに蟄居して帰農したそうです。
また、村の開発者であるので、大野弾正と称したそうですが、明らかではないそうです。

中田正光著「埼玉の古城址」にも掲載されています。
秩父誌に「大野村の内に大野弾正の居迹あり、山間の山腹にして縦横37~38間(約70m)の平坦なる所にして、東南に池堭(池の堀)の迹を存せり」と記されているとも掲載されています。

魅力的な城跡ですが、所在地が不明でした。
ときがわ町役場(第2庁舎)、旧都幾川村役場で頂いた「国宝のある村 ときがわ」に「橋倉館」の案内がありました。
ついでに「Wide area of HIKI 比企地域観光ガイドマップ」を頂いて迷うことなく訪問できました。

さて、道案内を。
ときがわ町(旧都幾川村)から高篠峠に向かうと覚えてください。右折は2回と覚えてください。
ときがわ町役場(第2庁舎)、旧都幾川村役場から案内します。県道172号線(大野東松山線)を白石峠方面に向かいます。都幾川中学校、都幾川四季彩館、建具会館、やすらぎの家を通過。大野特産物販売所を過ぎて、県道は「秩父・白石峠」の案内表示どおり右折ですが、無視して直進です。
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直進後、400mで「松野屋商店」があります。「←木の村←大野峠・→大野神社→小学校」の表示ですが無視して直進。若干左に曲がるような感じの道ですが、木の村、大野峠方面へ向かえば大丈夫。
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その後、都幾川温泉(旅館とき川)を通過、都幾川に沿って走っていれば大丈夫。
松野屋商店から2.7kmで1回目の右折ポイント。「橋倉川に架かる橋倉橋」を渡ったら「↑舟の沢↑奥武蔵グリーンライン方面・→高篠峠」の案内があります。右折して高篠峠へ向かいます。
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その後、山道は険しくなりますが大丈夫。
橋倉川に架かる橋倉橋から1kmで2回目の右折ポイント。ヘアピンカーブのカーブミラーの数m手前を右折です。
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ここから道は下り坂になりますが、約300m走ると到着です。
すべて舗装道です。

とても山間部にあるとは思えない別世界です。何とパラグライダーの練習場になっていたのです。草木が綺麗に伐採されています。

長者平と呼ばれる平場は三角形であり、ゴルフ場のフェアウェイかと思えるくらいです。平場の下は崖状になっていますが、それほど上り下りに苦労しません。
小川が平場を取り囲むように流れ、かつては堀の役目だったと思われます。
要害というより、屋敷跡といった感じでした。
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長者平の北に見える山が橋倉山です。ここも草木が伐採されています。どの山か分かると思います。草木の伐採状況がスキーのジャンプ台を思わせる山です。5分で頂上に到着です。廃屋がありましたが現代の天守ですね(苦笑)
頂上付近だけ木々に阻まれますが、視界は良好。
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祠がありました。
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石碑もありました。
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石碑には・・・
「落人の わが祖
住みける 橋倉山
古き泉に
わさび水漬けり
その」
とあり、裏面には・・・
「昭和51年 彼岸
森田その建之
82才」
と刻まれていました。
城主は森田氏でしょうなぁ。

さて、中田正光著「埼玉の古城址」に掲載されている「長者ヶ池」も見ておくと良いでしょう。
橋倉山の南東、長者平の北東になります。茶畑の中にあります。今は青いトタン板で覆われていますが、貴重な生活用水だったのでしょう。
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茶畑には土留めと思われる石垣が随所に見受けられ、ここに生活圏が存在することを物語っています。
歩くだけでもウキウキワクワクする城跡です。
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中田正光氏は、標高747.5mの高篠峠(秩父方面の峠道)を抑え、大築城への侵攻を阻止したものであろうとしています。
的を射た見解であります。
地図はこちら
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by ckk12850 | 2007-06-03 07:00 | 比企郡ときがわ町【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助