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岐阜城

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城名:岐阜城
別名:稲葉山城・井の口城・金華山城
城主:二階堂行政・佐藤朝光・伊賀光宗・稲葉光資・二階堂行業・斎藤利永・斎藤妙椿・長井新左衛門尉・斎藤道三・斎藤義龍・斎藤龍興・竹中重治・織田信長・織田信忠・神戸信孝・池田元助・池田輝政・豊臣秀勝・織田秀信
住所:岐阜県岐阜市金華山天守閣18番地
遺構:復興天守閣

岐阜を代表する観光地です。岐阜城というより、金華山というべきでしょうか。
織田信長関係の土産が大半で、斎藤道三の土産が見当たりませんでした。道三グッズ、狙っていたのですが・・・
信長が天下統一の過程で居住したという点が「売り」のようです。
国盗り物語の舞台としては寂しい気が・・・

さすがに山頂まで歩いて登城しようと方は少ないようです。チャレンジャー用に3ルートありますが、素直にロープウェーに乗ることをお勧めします。
ロープウェー内には案内嬢が同乗してくださって、にわか歴史通に(苦笑)
ところが、ロープウェー下車後も10分弱山道を歩くことになります。
地元の方は「えらいなぁ、えらいなぁ」の連発です。方言で「大変だなぁ」という意味ですね。

登山途中、案内板が順番に設置されているのですが、見落としても問題なしです。ただし城好きの方は、門跡、井戸跡を見落としませんように。
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むしろ景色を楽しむ余裕が欲しいところです。天守閣撮影ポイントもお見逃しなく。
岐阜城パンフレットは、麓の土産物屋で入手可能です。

天守閣入城料は大人200円。ロープウェーは往復1050円。どちらも最寄りの観光案内所、観光地、宿泊施設等で割引券を入手しておきましょう。
天守は40円引き、ロープウェーは100円引きになります。

標高329mの山頂に明治43年、復興天守閣が建てられ、現在の天守閣は昭和31年に再建されたものです。鉄筋コンクリート造り、三層四階構造で棟高17.7mです。城内は史料展示、最上階は展望台となっています。
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展望台から市内の長良川が手に取るように見えますが、遠くは名古屋まで見えました。この景色を眺めていると、「天下」という言葉を意識してしまうかもです。

さて、歴史を。
岐阜城は、かつて稲葉山城と称していました。
鎌倉幕府執事、二階堂山城守行政が建仁年間に山頂に砦を築きました。1201年から1204年の頃で、鎌倉幕府の軍事的目的のための築城と伝わっています。
天文18年(1539)、美濃守護土岐氏の重臣、斉藤利政(後の斉藤道三)が修築しました。そして永禄10年(1567)8月、斉藤道三を討った義龍の息子龍興の代に、織田信長に攻められ落城し、稲葉山(井の口)を岐阜と改称し、天下布武の拠点としました。信長の安土移転後、信忠、秀信が城主となりましたが、関ヶ原の戦いで落城。
その後、奥平信昌が城主となりましたが、同じ岐阜市内の加納に城を移し廃城となりました。
歴代城主は、二階堂行政、佐藤朝光、伊賀光宗、稲葉光資、二階堂行業、斎藤利永、斎藤妙椿、長井新左衛門尉、斎藤道三、斎藤義龍、斎藤龍興、竹中重治、織田信長、織田信忠、神戸信孝、池田元助、池田輝政、豊臣秀勝、織田秀信です。すごい顔ぶれです。

麓の織田信長居館跡の石組みは圧巻。
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千畳敷という巨石列による石組みが発見されています。織田信長の館の入口と考えられています。両側に板状の巨石が立て並べられています。
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石積みと水路遺構は、時代が異なるようで、織田信長以前の遺構と考えられているそうです。
2段から3段のテラス状遺構があり、最上段は千畳敷、中段以下は千畳敷下というそうです。
城跡ファンは、この遺構を見落とせませんね。
by ckk12850 | 2008-12-01 00:45 | 日本全国【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助