金毘羅山(ときがわ町桃木・瀬戸元上)
2009年 01月 05日
城名:金毘羅山
別名:―
城主:?
住所:埼玉県比企郡ときがわ町桃木・瀬戸元上
遺構:?
ときがわ町役場第2庁舎(旧都幾川村役場)近くにありながら、謎に満ちた山です。独立峰のようでもあり、弓立山の尾根続きの山のようでもあります。
さて訪問。
標高213.7m。地図上では楽勝ムードたっぷりの山だったのですが・・・
南側の集落(瀬戸元上)から山頂へ向かう道があったので、徒歩数分と読んでいました。
ところが、私道のため立入禁止、完全に閉鎖された道路、とても登れる雰囲気ではありません。仮に家主の了承を得て登頂を試みても、藪、雑草により撤退せざるを得ません。
地元の方に尋ねたところ、南側から登る人はいないとのこと。北側の桃木から登るのが一般的であるとのことでした。
県道沿い、埼玉縣信用金庫南側の道を入り、聞き込み開始。
金毘羅山の名前は有名ですが登山口が不明なのです。
やむを得ず、お地蔵様裏手の1本道を直登です。
南南東に向かっていたつもりが、木々を避けて金毘羅山の西のピークを目指しているような予感。迷うことは想定していなかったのでマーキングもしていないし・・・午後3時を過ぎ周囲が暗くなったので引き返しました。
どんな低山であっても、午後3時以降は下山完了という自分なりの鉄則です。
後日再挑戦。麓の道路沿いにテレビのアンテナ塔基盤のようなものがあり、木々を伐採した跡があったので登ってみたところ登山道発見!
実は民家の軒先を通って、コンクリート道を墓地に向かいます。
墓地手前の煙突の先端が吊るしてあるところから登るのが正しいルートでした。
ここにお住まいの方のみご存知で、隣家の方はご存知ではありませんでした。これじゃ、誰に伺っても分からない訳で。
登山開始。南に向かってほぼ直登。その後、西に向きを変え、尾根道を歩くと徒歩10分で山頂に。つまり北側から一気に直登しないで、一度東の尾根先端に迂回してから尾根道を歩くのです。途中、マーキングが設置されていますので迷いません。
山頂の三角点を確認。「国土」の文字が嬉しい!
テレビの電波受信らしきアンテナもありました。このアンテナが登山道整備の最大理由と思われ・・・
ところで金毘羅様はどこ?
三角点から十数m西に向かった尾根道の北側にありました。
尾根を掘削して平場を形成し、そこに祠があったのです。よって尾根道(山頂)より2~3m下ということになります。見落とす可能性大。
平場の北側は35度以上の斜面で直登は難しそうです。
なお、祠は北向きであり、桃木との繋がりが強いものと考えられます。
金毘羅山が城館なのか、信仰の山なのかという点は不明です(苦笑)
地図はこちら
by ckk12850
| 2009-01-05 07:20
| 比企郡ときがわ町【城跡】