雷電山
2009年 01月 14日
城名:雷電山
別名:―
城主:?
住所:埼玉県比企郡ときがわ町雲河原・日影
遺構:山頂平場・山腹平場
城跡に雷電、愛宕、金毘羅、仙元(浅間)、八幡といった神社の類があることが多いのですが、ここもズバリ雷電山。
中世の城館から近世の信仰の山へ移行した可能性大。念のため訪問。
標高412.8mの謎が多い山です。
県道西平小川線(273号線)の松郷峠から東の雲河原の集落を目指します。
しばらく走ると四幡神社前を通過し、集落に出ます。大築城が手に取るように見えました。存在感たっぷり。
集落が山奥に存在するという驚きもありました。
さて、「雷電山登り口」の道標がありますので、そこから真南に向かって登山開始です。
道標は全部で3ヶ所ありますので迷うことはないと思います。
かなり整備されています。
今回、高度計を持参。比高100mなので計算が楽。現在地の標高に目盛りを合わせず、スタート地点をゼロに設定すれば比高が容易に分かりました。
山頂までは10分。比高10mを1分で歩いていることも判明。
80mほど登った場所に巨大な平場がありました。大きな屋敷が構えられるくらいの規模でした。
一部の急斜面は滑って転びましたが(苦笑)
山頂は南向きの祠(木製1つ、石製2つ)がありました。
北向きの祠(木製1つ)がありました。
まるで南北の境界線を争うかのような雰囲気です。
特に北向きの祠本体に「雷電山頂上」と書かれてしまっているのですが(汗)
相当な思い入れがあるようにも思われます。もちろん誰かの手書きですが、祠に文字を書くなんて・・・
北側に軍配なら東光寺を含めた日影集落の監視、南側に軍配なら雲河原集落を含めた松郷峠の監視でしょうか・・・
信仰のみならず、何か戦略的な要素を持っているように思えてなりません。
ちなみに山頂平場、相当な広さです。
下山の際、日影(東光寺)方面1ヶ所、別所(堂山)方面1ヶ所、雲河原方面2ヶ所、計4ヶ所の下山口がありました。
方角さえ間違えなければ大丈夫ですが、山頂からの下山口を間違えませんように。
地図はこちら
by ckk12850
| 2009-01-14 17:33
| 比企郡ときがわ町【城跡】