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松山宿

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名称:松山宿
住所:埼玉県東松山市

資料は埼玉県立嵐山史跡の博物館発行の「改訂 歩いて廻る 比企の中世・再発見」です。

松山城の城下町(松本町、本町、新宿町)を散策です。
戦国時代の城下町形成を知る上で、貴重な町並みであります。
幕末に松山陣屋が置かれた城下町でもあります。

最初は松本町1丁目11番地の妙賢寺。
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浄蓮寺文書に見られる「堀之内道場」の推定地になるそうです。
上田氏一族の墓といわれる2基の宝篋印塔も本堂左奥に残るので見学。
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市指定文化財、上田朝直寄進の十回曼荼羅の案内板が山門前にありましたが、宝篋印塔や堀之内道場については触れられていませんでした。

寺の北側斜面は、まるで要塞でした。写真撮影を試みましたが、雪が降ってきたので断念。

続いて城下町。
古いのが松本町。
天正4年(1576年)までに本町が、天正13年に新宿が形成されたそうです。
本町は江戸時代になってからも宿場として栄え、その名残を撮影。
じっくり歩いてみると良い雰囲気のはずですが、寒さのため早々に撤退。

最後に清正公神社。
「改訂 歩いて廻る 比企の中世・再発見」の地図表示と100m以上違う地点で(汗)
探すこと20分、諦めて帰る途中、国道407号線沿いに神社が見えたので念のために訪問したらアタリでした。
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埼玉県指定文化財(史跡)の「上田朝直建立青石塔婆」はどこ?
本殿の右側に丁寧に置かれていました。しかも屋根付きの囲いまであって!
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元亀2年(1571年)、松山城主上田朝直が一族の菩提のために建立、「施主上田能登守源朝臣朝直入道暗独斎桑門宗調 生年七八」の記述は判別困難。
現地案内板によれば、法華経一千部を唱えたことを記念して建てられたと記されています。
南無妙法蓮華経と中央に大きく書かれた文字は判別可能。上田氏の日蓮宗に対する信仰の深さが伝わります。
by ckk12850 | 2010-02-04 20:50 | 街道【歴史観光】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助