唐沢山城
2013年 12月 01日
城名:唐沢山城
別名:栃本城・根古屋城・牛ヶ城
城主:藤原秀郷・佐野氏
住所:栃木県佐野市富士町
遺構:石垣・土塁・空堀・平場・井戸
栃木県佐野市にある唐沢山城。藤原秀郷が延長5年(927)に下野国押領使に任じられ築城したと伝えられています。
築城の歴史は以下のとおり。
藤原秀郷(927年・940年)
佐野成俊(1200年頃)築城?
佐野盛綱(1520年頃)築城?
佐野房綱(1590年頃)完成
佐野信吉(1607年)廃城
いずれにしても、佐野氏は藤原秀郷の末裔といわれています。
標高約240mの山頂(本丸)は唐沢山神社となっていて、レストハウスに車で行くことができます。鏡岩、大手門、レストハウス(蔵屋敷跡)もお見逃しないよう。
レストハウスの駐車場には城の沿革の案内板があります。また、レストハウスでは案内図を配布しています。(もし、レストハウスが休業でも神橋手前の案内板で城の絵図を確認することができます。)
レストハウスから唐沢山神社に向かいます。
城門があった「ます形」は、近世的な要素を感じるものの、見事な遺構です。
物見櫓があった「天狗岩」は絶景。
水が枯れたことがない、深さ9m、直径8mの「大炊井」。
続いて神橋を渡ります。当時は曳橋だったそうです。ここの堀は空堀で「四つ目堀」。
直進すると正庁のあった「表御殿跡」。見上げる本丸の石垣は圧巻。
唐沢山神社がある「本丸」。
奥御殿直番の詰所があった「二ノ丸」。
賓客の応接間があった「三の丸」。
その他、帯郭、西城、南城、北城、長門丸、引局、組屋敷、武者詰、土やぐら・・・
地獄沢古戦場、上木戸古戦場もあります。ゆっくり見学すれば数時間のはず。上杉謙信や北条氏政の攻撃に耐え続けた名城、一見の価値ありです。
by ckk12850
| 2013-12-01 07:00
| 日本全国【城跡】