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金剛山常楽寺(北向観音本坊)

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名称:金剛山常楽寺(北向観音本坊)
住所:長野県上田市別所温泉2347

無料駐車場があります。北向観音の本坊です。
北向観音に訪問する方は多いですが、時間があれば本坊にも立ち寄りたいです。本坊と北向観音は徒歩15分程度です。

北向観音には案内板があります。
本尊は千手千眼観世音菩薩で北斗星が暗夜の指針となるように、この北向きの、み仏は衆生を現世利益に導く霊験があり、南向きの善光寺と相対し古来両尊を参詣しなければ片詣りになるといわれている。天長2年(825年平安時代)常楽寺背後の山が激しく鳴動を続けた末、地裂け人畜に被害をあたえたので、これを鎮めるために慈覚大師が大護摩を厳修すると紫雲立ちこめ金色の光と共に観世音菩薩像が現れた。大師自らこの霊像を彫み遷座供養したと伝えられている。木曾義仲挙兵の際焼失したが源頼朝が再興し、その後北条義政及び代々の上田藩主より寺領の寄進があった。厄除け観音として全国に有名であり芸能人の信仰も多い。

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常楽寺入口には案内板があります。
この寺は天台宗金剛山照明院常楽寺といい、北向観音の本坊で、本尊は観音智阿弥陀如来、開山は慈覚大師と伝えられている。京都南禅寺の開祖大明国司が正応5年(1292)に信濃の国塩田別所常楽寺で十不二門文心解を書写した文献があり古くから学問寺として名高く創建当時より名僧高僧がここに錫をとどめている。いまの本堂は江戸中期の享保年間(1716~36)に建立されたもので別所三楽寺(常楽、安楽、長楽(消失)の一寺として多くの信仰を集めている。

階段を上れば本堂が見えます。入山料100円をセルフ式で支払います。パンフレットもここで入手。

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重要文化財の石造多宝塔も必見。銘文は、石造多宝塔は弘長2年(1262)の作で、材質は安山岩、高さは274cmあります。銘文によれば、天長2年(825)、火焔の中から北向観音がこの地に出現し、木造の宝塔を建立しましたが、寿永年間(1182~84)に焼失しました。重要文化財の指定は、この安楽寺と滋賀県小菩提寺の2基で、貴重な遺構だそうです。

by ckk12850 | 2022-12-01 07:00 | 全国神社仏閣【歴史観光】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助