下野本(曲輪)の遺構
2007年 04月 10日
城名:下野本(曲輪)の遺構
別名:―
城主:?
住所:埼玉県東松山市下野本(曲輪地区)
遺構:土塁?古墳?
国道254号線と県道345号線沿いにある謎の地名「曲輪」。
城郭遺構!?寺院遺構!?環濠集落遺構!?
この意味を調べるため、下野本地区の曲輪を調べました。全域なので半日かかってしまいました。
新江川に架かる曲輪橋からスタート。ここから北に向かって調べようかと。北にある台地は何かありそうな予感。
まずは曲輪橋の北200mの天神社をチェック。かなり高い土塁上に社殿があります。東に堀がありますが、これは違う(苦笑)
形から判断して古墳または櫓台のような感じです。当所ここで引き返そうかと思いましたが、もっと高台があったのでチェックすることにしました。
曲輪橋から北北東200m、下野本1076番地、了善寺へ。ここが最大のヒントでしょう。高台にあり、城館遺構があったとしても不思議ではありません。
かなり広大な寺域のようで、西側にある「曲輪子ども広場」も了善寺の厚意により無償で貸し出されているものです。
なお、境内には東松山市指定史跡の「春桂家塾跡」があります。
寺の西にある曲輪子ども広場を経て、道路を挟んだ西側の畑地に15m四方の古墳?櫓台?のような遺構があります。頂上には江戸期の板石塔婆がありました。ここも寺領だったのかもしれません。どちらかと言えば古墳でしょう。
さらに了善寺の東200mに土塁遺構らしきものが・・・これが最大の謎です。明らかに城郭関連遺構と思われます。しかも2か所。高さ2m、迫力あり。
1つ目。
結果として、了善寺周辺に城館を思わせる遺構が集中していました。また、歩いている方全員が「曲輪」の地名の由来は不明とのこと。無理な質問だったことは承知しています(苦笑)
by ckk12850
| 2007-04-10 22:41
| 東松山市【城跡】