阿津城(丹屋敷)
2007年 05月 10日
城名:阿津城(丹屋敷)
別名:阿須城
城主:新田義貞
住所:埼玉県飯能市阿須891番地?
遺構:要害沢川
所在地の情報は「関東地方の中世城館(2)埼玉・千葉」から。住所は阿須要害沢です。鎌倉時代の城だそうです。
現在、推定地は主に駿河台大学の敷地となっています。
河岸段丘の2700坪の広さだったようです。
また、「埼玉の館城跡」に次のような記載があります。
「両毛における新田氏の勤皇事蹟」によれば、新田義貞が25歳のとき構築した陣城で、地元の加治藤兵衛に留守中は守備させたという。当所は唐沢が入間川に合流する300m手前にあり、北側は高さ20mの絶壁の要害をなしていたが、現在は砂利採取のため消滅しつつある。
上記内容から判断すれば決して山奥ではなく、現在の県道195号線に架かる要害橋近辺、または唐沢橋近辺が推定地となってしまうのです。
いずれにしても入間川に臨む丘陵中腹に設けられた城と考えるべきかと思われ、「関東地方の中世城館(2)埼玉・千葉」では要害橋から南、約1kmの駿河台大学を超えた山中を城域として推定しています。
これを信じれば遺構は残っている可能性大。
阿須891番地周辺を中心に調べてみました。
県道富岡入間線(195号線)から要害沢に沿って道がありますので登ってみましょう。駿河台大学東側の道ですが、入間市に抜ける裏道のため交通量が多いです。
道沿いには「あけぼの・桜山・万葉ハイキングコース」も整備されていますが、駿河台大学の大学所有地も多く、開発も時間の問題かと思われます。
この近辺、どこもかしこも城郭遺構に見えてしまい・・・仮に遺構があったとしても判別できるかどうか・・・
ゆっくり散策するだけでも楽しいかもしれません。つまり決定打がなかったという結論です。
by ckk12850
| 2007-05-10 23:02
| 飯能市【城跡】