時の鐘
2005年 05月 18日
名称:時の鐘
時の鐘は、江戸時代の寛永年間(1624年~1644年)に川越城主酒井忠勝が、城下の多賀町 (今の幸町)に建てたものが最初といわれています。
酒井忠勝は、時間に厳しく、城中の学問時も床の間に時計を置いていたそうです。
また、江戸城登城の時刻も正確だったため「讃州侯(讃岐守)登城ゆえ、何時であろう」と、周囲の諸侯(大名)から時計代わりにされていたそうです。
現在の鐘楼は、1893年(明治26年)に起きた川越大火によって焼失した翌年に、町人有志、著名な政財界人、明治天皇の下賜金、計2700円によって再建されたものです。
4代目の時の鐘です。
木造3層構造の塔で、高さ約16.2mもあります。創建時から約350年間、暮らしに欠かせない時を告げてきた川越の観光シンボルです。
現在でも、1日に4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)、機械式ではありますが蔵造りの町並みに鐘の音が響きます。
この近所に住んでいる方は、時計が必要ないくらいですね♪
平成8年6月、時の鐘は環境庁主催の残したい「日本の音風景百選」に選ばれました。
鐘の鳴る時間が近づくと、観光客が待っている姿が見受けられます。
by ckk12850
| 2005-05-18 08:03
| 建築物【歴史観光】