物見山砦(ときがわ町五明)・南支尾根

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城名:物見山砦(ときがわ町五明)・南支尾根
別名:物見山
城主:遠山氏?
住所:埼玉県比企郡ときがわ町五明
遺構:石塁・平場・土塁?

標高286mの物見山は青山城小倉城の稜線の中間点です。

他にも物見山山頂の西、約300mの日本城郭体系第5巻の物見山の段築遺構を紹介しました。青山城との関連が疑われます。

物見山山頂周辺について、埼玉の遺跡マップでは「物見山砦」と称し、比企郡ときがわ町五明にあり、戦国時代の城館跡とされています。立地は山林であるとも。
特に遺構についての記述はありません。出土物の記述もありません。
物見山山頂山頂の北東(仙元山山頂付近か?)、山頂の南(南支尾根)、計3か所の遺構を総称して「物見山砦」と定義しています。

今回の訪問は、埼玉の遺跡マップによる「物見山砦」3か所中、「山頂の南(南支尾根)」となります。

小倉城本郭にある案内板によれば、小倉城立地概念図(自然地形の外郭線)として、小倉城の西はときがわ町五明の物見山東の稜線、北は遠山地区の物見山(嵐山町遠山)の稜線、南東は正山、北東は大平山まで含めています。また、小倉集落、坂下(下里)集落、遠山集落も中世の集落としています。

では案内を。
県道玉川坂戸線(171号線)をときがわ町役場から小川町方面に向かいます。
八高線の踏切を越え、約750m。「日帰り天然温泉 湯郷 玉川」の表示に従い右折し、北に向かいます。
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以降1本道です。
再び八高線の踏切を越え、案内の幟旗の数が多くなり湯郷玉川に到着。
湯郷玉川前は通過。舗装道から未舗装道になりますが北へ向かいます。急勾配になりますが車は通れます。しばらく走ると左側に土石流対策と思われる堰(ダム)が見えますので、ここが車道の終点です。2、3台駐車可。Uターン可。

この堰の西、直線距離200m弱の標高210m地点を目指します。西へ向かって直登すれば良いのですが、目の前の堰がフェンスと放水口のため越えられません。堰から数十m下流へ行けば、簡単に渡れるポイントがあります。
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川を渡ったら方位磁針を西にセット。直線距離約200m弱の直登です。最大勾配は約25度。
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1つ目の岩がありますが、左右どちらかに避けます。これは楽勝。
緑泥片岩に阻まれ、そして緑泥片岩の破片の上を歩きます。数回転びました(苦笑)
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2つ目の岩があります。緑泥片岩の塊ですが素晴らしい遺構です。
高さが3m~4mあります。人工的ではありませんが、落ちたらアウトです(汗)
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2つ目の岩も左右どちらかに避けて登れば平場に到着。堰から徒歩8分です。

平場は下山道を見失うほどの広さでした。軽く30m四方はあろうかと。
土塁を思わせる土盛がありましたが、遺構ではないような気が・・・
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井戸を思わせる穴がありましたが、水を汲み上げたり、溜めたりするとは思えず、8分歩けば川がある訳で・・・
人工的遺構がはっきり確認できないことは残念。
しかし、立地条件は最高で、支尾根から突き出した天然の高台の平場と考えることができます。

木々に阻まれなければ、県道飯能寄居線や五明の集落が見えると思います。
この遺構が、小倉城または青山城のいずれかに関係する遺構なのか不明ですが、物見山の南側に構えられている点は注目すべきでしょう。

物見山は、まだまだ謎を秘めています。青山城、小倉城、どちらの砦だったのでしょう・・・
地図はこちら

平成26年1月追記:
5年ぶりに訪問してみました。何とスマホのGPS機能を使い始めています。
5年前の訪問時の平場より、3分ほど登った場所も含まれるようです。

尾根道に小さい平場がありました。
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東に向かって、少し広めの平場もありました。
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by ckk12850 | 2008-06-10 07:00 | 比企郡ときがわ町【城跡】

主に埼玉県【入間郡&比企郡】の城館跡探訪記です♪


by 左馬助